ワタクシ、仁科の所属する「アジアンラリーチーム」のドライバー川脇選手

ご存知のとうり川脇選手はジムカーナの2011全日本チャンピオンです!

先日は、タイで行われたジムカーナの大会で優勝しました!

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その川脇選手にアジアンラリー参戦に向けてインタビューをしてきましたよ!

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仁科 「去年の秋、日本でのジムカーナに区切りをつけて、今年はアジアンラリーに参戦するわけですが

参戦することが決まった時、どんな気持ちでしたか?」。


川脇 「『新しいことが出来る』って思ってうれしかったですね」。


仁科 「オンロード競技しかやったことが無いのに、オフロード競技のアジアンラリーに出るってことに

なったとき周囲の反応はどうでしたか?」


川脇 「『やめたんちゃうんか?』 『今まで以上に広がってるやんけ!』 『海外かい!』って言われた

けど、『でも俺は、ジムカーナをやめる言うたやろ、別に車を降りるとは言った覚えは無いぞっ!て』」。



仁科 「ご家族は何かおっしゃいましたか?」


川脇 「いや、別に何もいわへん。車に関しては幸いにして何も意見をいわへんね」。



仁科 「理解があるのですね~。」



川脇 「理解があるのか、あきらめるのかわからへんけど、幸いにして。

犬で言ったら放し飼いってかんじで。

いつもご飯食べには家に帰るからね(笑)」。





仁科 「アジアンラリーに対する思いは?」


川脇 「いやー、楽しみしかあらへんね。楽しみたいです」。


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AXCR2010


仁科 「ところで、川脇選手がジムカーナを始めたきっかけは?」。


川脇 「もともとは、車で走っているときに遊びで誰が一番速いかを試してみようってところ

から始まったんです。

今乗っているクルマで、そのまま出られる競技がジムカーナだった。

で、はじめてみたら、すっかりその魅力に取り付かれてしまったんですね。

面白かったから一所懸命になった。3日に1回は走りに行ってたかな」。



仁科 「ジムカーナで勝負をかけて走っている数分間は、何を考えて走っていたんですか?」



川脇 「いやー、何も! でも、いつもタイヤのインフォメーションを、どれくらいグリップしてる

のかなっていうのを感じながら走ってるよね」。


川脇 「ジムカーナをやっていて不思議なのは、車のメーカー、タイヤ、運転の仕方も違うのに

ゴールしたら千分の差だったりするでしょ。

だから、絶対的な人間の持っているスピード感覚はほぼ一緒なのかなって。


ジムカーナの世界で26年やって、優勝もしたし、達成感もあった。

こんなに続けると思ってなかったな」。




仁科 「ちょっと話が変わりますが、川脇選手の夢は何ですか?」。


川脇 「夢なのかどうか分らないけど、楽しむことだね。

何になりたいとかじゃなくて、何になっても楽しみたい。

その場その場を楽しみたいっていうのも、もちろんだけど将来に向かって

楽しめるようなことがあれば。それが夢かな。

ちょっと漠然としているけど」。



川脇 「全日本のジムカーナをやっているときは、チャンピオンになるのが夢だったし

それがかなったらそれを何回か取るのが夢だった。

今はこのラリーに出ることが夢だし、楽しみに向かって生きているときがうれしいかな」。







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AXCR2010



仁科 「ジムカーナのときから川脇選手のファンもたくさんいらっしゃいますよね。

その方たちへメッセージはありますか?」。



川脇 「ジムカーナのチャンピオンをとった人間が、違うカテゴリーに行って、

成績はどうか分らないけど、楽しめてるんやでっていうのを、示せたらいいなって思ってる。

だから僕らの後に続く人が出てきたらいいなって思ってるし。


特にアジアはモータースポーツが盛んだから、

そこにいける道筋ができたらいいなって思っている」。



川脇 「今はアジアンラリーが楽しみで、指折り数えて待ってる感じや。

独りで出ろって言われたら不安だったかもしれないけど、3人一緒だから不安もないし。

ジムカーナ仲間も楽しみにしてくれているよ。  

オンロード競技の人達からしたら、ドロドロの世界って無いことだしね。

そういう意味では、チームメートの井入さんがドロドロになってたのを見てみたいですけどね(笑)。

井入さんが泥だらけになってウインチワークしてたら

『社長、大丈夫ですか?』ってface bookにアップしようかと思ってるんですけどね(笑)」。



ジムカーナの世界から、アジアンラリーの泥ドロの世界へ!

川脇選手の挑戦は始まったばかりです!!