ASIA CROSS COUNTRY RALLY 2012 アジアクロスカントリーラリー AXCR2012

アジアクロスカントリーラリー2012 に関する情報を発信しています!

2012年05月

ガレージモンチ 井原選手インタビュー!

ガレージモンチのマスコットガール、えりりんこと井原永理選手。
去年のアジアンラリーにアドベンチャークラスで参加。

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AXCR2011





そのレポートがフリーマガジンにも掲載されました!

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PDFはコチラ!



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そのえりりん、なんと今年はこの3人でチームを組んでコンペティターで参戦します!


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その意気込みをインタビューしてきましたー!



仁科「今年のアジアンラリーに参戦するそうですね!」


井原「3人1台で参戦予定だったパジェロ号が、
急遽一人出られなくなって、余ったシートを狙っていました(笑)。


去年アドベンチャーで参加して、すっごく楽しかったので、
これ以上楽しもうと持ったら選手だなって思っていて。


でも、私はドラテクもないし、
出るとしたら3人の中の1人で出られたらな、って思っていました。

だから今回はものすごく良いめぐり合わせで、
ありがたいなと思っています。






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AXCR2011


仁科「井原さんはトライアングルに参戦している、
数少ない女性エントラントですよね。

トライアングルに参戦し始めてどれくらいになりますか?」。



井原「4年ぐらいですね」。




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TRYANGLE2011


仁科「じゃぁ、オフロード経験も結構あるってことで、
アジアンラリーも大丈夫ですね!」


井原「トライアングルとラリーはぜんぜんちがいますからね~。
スピード系は苦手なんです~」。


仁科「いやいや、去年のアドベンチャーの経験もあるし、
トライアングルの経験もあるから、ものすごく期待しています!
井原さんは気が利くから、男くさい2人も楽しめると思うよ!」。


井原「だといいですね。役割をちゃんと自覚して」。


仁科「どんな役割ですか?」


井原「癒し系。いやしがかりです(笑)」。







仁科「ところで井原さんは、もともとクルマに興味があったのですか?」。

井原「全然。私は競争心が無いものだから、
初めは競技も何が楽しいんだ?って思っていました。


でも、モンチの人たちが楽しそうにやっているのを見て、
その輪に入りたいなってところからスタートしました。

そのうち向上心も出てきて、
今や表彰台を狙うくらいになってきてるし。

って乗ったことないですけど!(笑)」




仁科「今や、井原さんはすっかり輪の一員ですよね!」。


井原「モンチの人たちって、チームワークがすごいんです。
みんなで一所懸命相手のことを思いながらやっているんで。
私は面倒を見てもらいっぱなしなんですが」。



仁科「今、すでにえりりんはモンチの癒し系でしょ?」。


井原「誰もそんなこと思ってないですよ。速くみんな、気付いてほしいですよね(笑)!」





仁科「ガレージモンチに対する思いは!?」

井原「人に迷惑をかけなければ、
こんなにアホでいいんだっていうのを学びました!

こんなに楽しんでいいんだ!遊びに誇りを持っていいんだって」。

仁科「遊びに誇りですか?」


井原「そう、みんな誇りを持って遊んでいます」。

仁科「いいですね!」




仁科「では、今年のラリーについての、意気込みを!」


井原「ガレージモンチから、パジェロとジムニーの2台がラリーに参戦します。

ジムニーは1から作った車だし、
パジェロは去年の楽しかったアジアンラリーで
応援していたトライアングル号なので、ものすごく思い入れがあります。


だから、ガレージモンチにパジェロが来た時点ですごくうれしくて。


それを今、みんなで作っています。

本当に手作りなんです。



しかも、競技に参加する人だけでなく、
ラリーに行かない人たちもみんな一緒に作ってくれています。



だから、完走して、みんなで笑いたいなって思っています。

パジェロとジムニーで笑顔でゴールしたいです!」。



アンコールワットで笑顔でゴールしましょうね!
期待しています!

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カテゴリ: インタビュー  ガレージモンチ 

犬立ち入り禁止!

東南アジアのホテルなどで、よく見かけるこの案内。

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ドリアン持ち込み禁止!です。

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ドリアンってば、とげとげしちゃって凶器みたいなだけでなく
その香りがちょっとね、ってことで
ホテルなどでは持ち込み禁止な果物ですよね。





同じようにこの看板

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犬持ち込み禁止!?



タイでは野良犬を見かけることが多いです。
ウロウロしているのもいるけど、たいていは木陰などでくたーっとしています。


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そして、なぜか競技車両の前に飛び出してくるんです!





それを「犬ミサイル」と呼びます。


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AXCR2011

犬ミサイル発射!

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これがまた、ギリギリのところで轢かなくて済むぐらいのタイミング!
君たち、肝試しでもしてるのか?

危ないから!!




コースで写真を撮っているだけでも




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AXCR2011 


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AXCR2011 


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AXCR2011



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AXCR2011



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AXCR2011

これらは全てオンコース上で見かけたワンコ。

日本では見かけなくなった野良犬君。
タイではよく見かけます。





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ってことで、犬持ち込み禁止の看板は、
野良犬をロビーに入れないようにってことなんでしょうね。



もちろん、飼い犬もいましたけどね!

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カテゴリ: タイ事情  AXCR2011 

スウィーパー!! Sweeper!

「スウィーパー Sweeper 」

なんのことでしょう?

クロスカントリーラリーには欠かせない存在 それが「Sweeper」です!



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このクルマのゼッケンに注目! 

「Sweeper」と表記してありますね。

別名「掃除屋」

その役目は文字通りでラリーコース上で走行不能になったラリーカーを回収するためのクルマです。




走行不能になるには様々な理由があります。

コース上に無数に存在する木や岩に衝突し破損して走行不能になるラリーカー。

悪路で自力脱出できなくなるようなスタックを演じてしまいそのままリタイヤしたラリーカー。

ミスコースで行方不明になってしまうラリーカー。




日が落ちて真っ暗になってもラリーカーを引き上げて回収する役目を担っているのが「Sweeper」です。

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AXCR2010


ラリーカーと違って悪路走破性と回収作業に主眼を置いた造りになっていますね。

荷台には道具類、排気管は上方まで延長してあります。





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AXCR2011

彼がドライバー

名前を聞き忘れました! ゴメンナサイ!

フロントにはモチロン、ウインチが装備されていますね!

アジアンラリーは競技規則でウインチの装備が強く推奨されています。

もちろんラリーカーにとって重量がかさむウインチ(架台も含めて50Kgほど)を装備するのは

躊躇するところ。

しかし。。。 ことクロスカントリーラリーとなるとウインチを使うようなトラブルは良く発生します。

http://youtu.be/RkjBL1ln9o0







これは懐かしい映像!



これがクロスカントリーラリーです!

ハイスピードで悪路を疾走するばかりがアジアンラリーではありません。



・・・と いうわけで 

自力でSSのゴールへ向かえないラリーカーは
最後にスウィーパーさんのお世話になる事もしばし。

もちろん,その時点でタイムオーバーとなっていますので
大ペナルティを課せられます。

競技成績には大きく響いてしまいますので
競技者はこのクルマにはお世話にならないように

慎重に競技を進めなければなりません。




さて・・ 少し「掃除屋さん」のクルマを覗いてみましょう!

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荷台にはなにやら道具がいっぱい!

牽引道具なども収納されているのでしょうか?

ラリーカーにも脱出のための基本的なツールや牽引道具は装備されていますが

不足することもあります。

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わだちの深い悪路に強い大径タイヤを装備するために
フロントサスペンションは改造されています。

ナックル部分をスペーサ(白く見える部品)で移動してありますね!

ステアリングリンクもスペーサー部分に取り付けてあります。

ドライブシャフトの角度はきつそう・・

ショックアブソーバーはダブル装備です。

このへんはラリーカーを意識しているのかな!?


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リアサスペンション部分

飛んだりはねたりするわけでは無いのでホーシングの補強などはみあたらず。

ただしデフ部分にはガードが装備されています。

後ろもショックアブソーバーはダブルで装備。

そして・・ ガードに守られた奥にはLPGボンベ。

そうです! このクルマはLPガスで走るのです!

タイではLPG仕様のクルマがたくさん走っています。 

おおきなトラックもLPGボンベを搭載しているのをよく見かけます。

ガソリンよりも安いのかな!?


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車内は普通ですねー。

無線機やGPS、お手製のコマ地図クリップなどが現場風!

そして。。。。


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よく使う工具は取り出しやすい場所に!

よく使うヤカンもいっしょ!




ヤカン!?



確かにあると便利かも!

オーバーヒートしたラジエーターに水を足したり・・

カップラーメン(タイ風)をどこでも作れるし・・


つい気になって撮ってしまいました!


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これはAXCR2011 カンボジアでのショット

今年はバイクのクラスも新設されたので、
バイクの回収が出来るスイーパーが増えるとか!?

今年のラリーでも宜しくお願いしますね~!
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カテゴリ: AXCR2012 

竹野選手 ジムニー紹介!

今年のラリーにジムニーで参戦する竹野選手。

ラリーカーのジムニーについて突撃インタビューしてきました!



仁科「ラリーカーのジムニーはどんな感じなのですか?」。

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竹野「1300のシエラをベースに、ジムニーのハイルーフのボディを上に載せています。
その辺は、ガレージモンチでいつもやっている仕事の延長ですね」。




仁科「どうしてベースにシエラを選んだのですか?」。


竹野「現状では、現行のコイルのジムニーで行くべきなんだろうけど、
僕らはリーフの11が好きで、11で遊んでいるから、
どうしてもあのリーフで走りたかったんです。


それと、あの顔が欲しかった。


ラリーに行くなら、あの形でって思っていました。

だから、もし11がダメだったら下をコイルにしても、
上だけ11を乗せるような改造も考えていました。


全般的に考えたら、リーフの方が性能が劣るかもしれないけど、
リーフの方が壊れにくいと思うから。

それでリーフを選んだんです」。




仁科「リーフにこだわっているのですね」。


竹野「リーフしか乗ったことが無いですから。だったらリーフに乗りたいでしょ」。






仁科「では、なぜジムニーにこだわっているのですか?」


竹野「ジムニーが好きなんです。

だって、去年タイにアドベンチャークラスに行ったのも、
ジムニーでトライアングルに参戦していたことがきっかけだし、

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TRYANGLE JAPAN FINAL 2011


ジムニーのおかげでこのメンバーとも知り合えた。

言わばジムニーが引き合わせてくれたようなもんですよね。

だからジムニーなんです。

それに、ジムニーだったらガレージモンチにいる仲間たちの想いも
一緒に持っていけるかなって思って」。


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TRYANGLE 2012



仁科「ガレージモンチにいる仲間たちの想い、ですか」。


竹野「ラリーで勝ちたいとか、壊さないで走りたいって思ったら、
もっと大きくて新しいクルマにしたらもっと楽かと思うけど。

みんなの思いも持っていきたいな、って。

それだけですね」。




竹野「それに、ジムニーに乗っている子って一杯いるでしょ。

その子たちにとって、僕らがジムニーで出ることで
『アジアンラリーにジムニーで行けるんだ!じゃぁ来年挑戦してみようかな、
来年はだめでも2年後に出てみようかな』って
目標を持ってやってもらえるんじゃないかなって。

そうなれば、もっともっとこの業界から元気を発信できるかなって思うしね」。


竹野「ジムニーを選んだことで、インプスの関根さんとか、
ワイルドグースの二階堂さんとか、本当にいろんな人に協力してもらったし。

本当に、お世話になっています」。




仁科「では、シエラにハイルーフを乗せるメリットは?」。

竹野「一緒にラリーに参戦する柳川君が『この空間の狭さって、辛いよね』って。


そしたらちょうど、部品取り用のハイルーフがあったから乗せたんです。

これなら空間が広いから良いよねって」。



仁科「居住空間の改善のためだったんですね」。





竹野「でも、困ったことがあって。

こうなるとロールバーって間違いなくワンオフになるでしょ。
困ったなって思ってMRSさんに電話したんです。

そしたらMRSさんが作ってくれました。


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でも、作り上げるまで数カ月かかっていましたが」。




仁科「そのあとの作業はどんなことをしたのですか?」。


竹野「ロールバーが出来てから、車内のことに手を付けました。
タイヤを乗せるところを作ったり、工具箱を作ったり。

それで先日はお世話になった人たちに来ていただいて、披露目会もやりました!」

激闘!ガレージモンチのASIA CROSS COUNTRY RALLYへの挑戦! ラリーカーお披露目会 


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仲間と一緒に自らの仕事の延長でラリーカーを作り参戦する。
クルマ作りに関わっているラリー好きとしては、これほど楽しいことは無いでしょうね!


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ガレージモンチの詳しい情報は

激闘!ガレージモンチのASIA CROSS COUNTRY RALLYへの挑戦!

をご覧くださいね!



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カテゴリ: インタビュー  ガレージモンチ 

ガレージモンチ 竹野選手インタビュー

ガレージモンチの社長、竹野選手。


去年、アジアンラリーのアドベンチャークラスに参戦。

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AXCR2011




車両トラブルに何度も見舞われながらも、
ラリー2日目には、翌年である今年のアジアンラリーに
競技者として参戦することを宣言していました!


その宣言通り、今年のアジアンラリーに柳川選手とジムニーでエントリーします!


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TRYANGLE2012 柳川選手と竹野選手




その竹野選手に「ガレージモンチ」についてインタビューしてきました!


ニシナ「竹野さんは元々ディーラーで働いていたと伺いましたが、
どうして自動車の道を選んだのですか?」



竹野「実は、高校を卒業する時に調理師になろうと思っていたんですが、
その2週間前になって『あ、これちがうな、やっぱりクルマにしよう』って思って変えたんです」。

ニシナ「…。それは進路指導の先生に怒られたでしょうねェ。
でもそこで進路をクルマ関係に変えた理由は?」



竹野「モノ作りが好きなんですよ。モノを作りたい、
それを人に見て欲しい、喜んで欲しいって気持ちがあって。
それで整備士になるって思って」。



ニシナ「そうだったんですか」。

竹野「それでトヨタの専門学校に進学して、
卒業してからはトヨタビスタに入りました。
それと同時にミニクーパーのお店をやっている人と知り合いになりました。

そこで『バイトしてくれへんか』って言われて。
僕は整備士の免許を取っただけで、何も出来ないので
お金はいらないから、仕事終わってから勉強も兼ねて
修理の手伝いをさせてってくださいってお願いしたんです。

クルマの修理って数をさわらないとダメだから。

だから、ビスタが終わって帰ってきてから12時ぐらいまで
ミニのお店で働いていました。




ニシナ「どれくらいの期間、続けたんですか?」。

竹野「5年ぐらい続けましたね。

そのときに、向うの人が『お金受け取らないんだったら、
レースカー1台あげるから好きなようにしな。部品は供給してあげるから』
って言ってくれて。それでミニのレースに出るようになりました。

富士のスピードウェイもセントラルサーキットも走ったし。

本当にありがたかったですね」。





ニシナ「そして、独立してガレージモンチを立ち上げたわけですね」。

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竹野「ビスタには7年お世話になりました。
いい先輩がいていろいろと技術を教えてもらいました。

でも、自分は『みんなが集まりやすい場所を作りたい』って思っていたんです。

僕自身もそんな環境を作ってもらっていたから。

みんなが『ただいま』って帰ってこられる場所を、作りたかったんです」。

ニシナ「どうしてですか?」


竹野「遊びをするにしても、何をするにしても、1人では何もできないでしょ。
1人よりも2人、2人よりも10人、10人よりも100人いたら、
やれることの枠が広がってくる。

それに、その子らがしたいと思っているこがあったとしても、
思っているだけではなかなか実現できないけど、
それを仲間に話してくれれば『ほな、僕も一緒にやるわ』って、
もっと膨らませることもできるし。

そのためには人のつながりが必要かなって」。



そうしてガレージモンチを立ち上げて11年。


今では、竹野さんの思いのとおり「ただいま」と帰ってくる
常連のお客さんや、ワンコやヤギや金魚や小鳥たちでにぎわうお店となっています!

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竹野「うちはジムニー屋ちゃうでー!
どんな車種でも対応しますよ!

クルマのことで何かありましたら、ぜひガレージモンチへ!」


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ガレージモンチのシャッターに書かれた名言です!

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カテゴリ: ガレージモンチ  インタビュー