ラリーの表彰式も終わり、余韻を十分楽しんだら、翌日は、タイへ移動!

ですが、移動までの僅かな時間をぬって、アンコールワット見学です!







私はアンコールワット見学に向かう道すがら、川脇選手、井入選手にインタビュー!




仁科「ただいま、アンコールワットに向けてこのトゥクトゥクみたいのに乗って移動していますー」


川脇・井入「イエーイ!」


川脇「グッドモーニング!」


仁科「昨日の(ラリーの)話を聞いてなかったので、聞いてもいいですか!?」


井入「はい!100(メートル)先、穴!!(笑)」


仁科「(笑)昨日のドライバー、井入選手、どうでしたか?」


井入「昨日はこれより乗り心地悪かったなかなぁ」


川脇「これ、乗り心地ええね!」


井入「このリーフいいね!」


川脇「来年は足回りはこれにしてもらいましょう!」


井入「短かったけど、楽しかったですよ!」


仁科「昨日の70㎞あっという間でしたね。全体通して、振り返ってどうでしたか?」


井入「もうちょっと走りたかったねぇ」。


川脇「もうあと2日、1ステージずつ走りたかったね」。


井入「そうしたら、順位があと10位ぐらいは成績が上がってたね」


仁科「うん、上がってる!上がってる!」。


川脇「色んな小細工してね(笑)」。


井入「そうそう(笑)」。


仁科「やっぱり走り足りないですよね~」。


井入「2日ずつやもんね」。


川脇「他のドライバーの半分やもんね」。


仁科「やっと、クルマと路面に慣れたところで終わりって感じでしたもんね」


井入「正直、そんなとこかな」。


仁科「もっと走ってみたかった、と」。


井入・川脇「そやね」。


井入「でもまぁ、一回目やし、いい経験やった」。


仁科「楽しかったですか?」。


井入・川脇「楽しかった!」


仁科「楽しかったですか!ヨカッタ~!!」。

(私にとってはそれが一番の関心ごと!!楽しかったって言葉が聞けて良かった!!)


川脇「ナビがしっかりしてたからやね」。


井入「そうやね」。


仁科「(笑)もっと言って!もっと言って!!」。


川脇「ホンマ助かったわ」。

井入「奴隷のようにね、ナビの言うこときくだけやし」。


川脇「そうそう」。


仁科「私は猛獣使い言われていましたからね!」。


川脇「行け行け~!GoGo!ってどっちもジェットコースターに乗ってるみたいやったし」。


井入「まぁ、上手くいって良かった」。


仁科「こちらこそ、ありがとうございました!本当にお世話になりました」。


川脇「仁科サマサマやったな」。


井入「ありがとうございました」。


仁科「ありがとうございました!」。




アンコールワットは3度目ですが、相変わらず感動です。

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短時間でしたが、堪能しました!!



そして、アンコールワットからホテルに戻るトゥクトゥクに乗りながら、またもやインタビュー!









仁科「今回のレースで得られるものはありましたか?」。


川脇「得られるもの?」。

井入「やっぱり~、舗装してない道はスベルってことかな」。


川脇「あと、穴ぼ入ったら痛いってことかな。痛感したよね」。


井入「あと、クルマって川を渡れるんだなって」。


川脇「無いもんね。たぶん、僕らがいつも乗ってる車だったら水没やわ」。


井入「川は渡るもんじゃないって思ってるからな」。 


川脇「川を渡るのは船や!」。


川脇「あと、きっちり作った車は丈夫やね。あんだけの道をいってもあれだけロールバーが入ってたら5日間走りきれるんやね。ウチらの車なんて、大きなトラブル無いもんね。それがすごいな~と思いましたね」。


仁科「ほぅほぅクルマがこんなところ走れるのかっていうことを知ったと。

・・・えー、もうちょっとカッコいいこと言ってよ~!!」


川脇「えー、かっこええこと?」。


井入「なんやろ。まぁ、ダート走ってる人の中には気ぃ狂ったような人もいるんやなってことかな(笑)」。


川脇「せやね」。


仁科「ますますダメじゃん!(怒)」

川脇「ゼッケン15の人やね。15の人はホンマ同じクルマとは思われへんような乗り方してたよね」。


仁科「15の人とは基本的に同じ車でしたよね。ってあぁ、15の人、後ろで曲芸みたいなことしてますよ!」


井入「15の人、ちょっとおかしいからね。やっぱあれくらいじゃないとアクセル踏まれへんねん」。


川脇「そうそう。で、さっきも言ったけど、脳みその中に単気筒の安物のエンジンが何個もついてて、どれかが動いってる。そういうマルチシリンダーがついてるんやね」。


仁科「なるほどね、それくらい入れとかないとダメだってことが分かったと、って意味が分からない!!(笑)」。


井入「それが一番の発見かな」。


仁科「じゃぁ、二番は無いんですか!?」。


井入「二番は、せやねぇ。ないねぇ。その衝撃が大きすぎて」。

川脇「せやね」。


仁科「もぅ、だめじゃーん!!(笑)」。












だめじゃーんって言いながらも、こうしてブログにアップ!!


要約すると、二人はラリーに満足したってことでいいでしょうか?


この動画から、競技が終わった翌日のリラックスした様子が伝わってますか?

3人のチームワークも良かったし、お互いに楽しい時間を過ごせたっていうのも感じ取れるでしょ?



こうして、私たちのラリーは笑いとともに終えることが出来たのでした!!






ホテルに戻って荷物をまとめ、タイに戻ります!



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つい、数日前に超えたタイ-カンボジア国境を再び超えます。

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タイに入ると、本当にラリーは終わっちゃったんだな~て感じ。

でこぼこ道を走ってカンボジアまで来ましたが、帰りは舗装路でビューンです!














最後の最後まで油断ならないのがアジアンラリー!?




タイに入り、しばらく走っているとハンドルを握っている川脇選手がいち早く、

クルマの挙動がおかしいのに気付きました。


そこはさすが、野獣の勘!?


確認のため、クルマを道路の脇に寄せようとした瞬間!!

!!!!!


音も無く、クルマの左側を黒い影がものすごい勢いで駆け抜けていきました!!


「今の何???」


と思った瞬間に、リアから異音が!!



慌てて見てみると



「タ、タイヤが無い!!!?」



無残にもタイヤを失った車体は、ドラムブレーキの金属部分を舗装路に接触させながら走っているのが目に飛び込んできました!


ってことは、さっきの黒い影は!!???






タイヤだー!!!




なんと、リヤタイヤのナットのまし締めが甘かったらしく、タイヤが外れてラリーカーを追い越し

道端の草むらへと転がっていったのです!!










びっくりしたー!!!




先を走る青木選手に連絡を取りレスキュー要請!

通りがかりのおっちゃんも手伝ってくれて、なんとか事なきを得たのでした。。。





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いやー、本当に大事に至らなくて良かった!!


ラリーは最後の最後まで気が抜けませんね!!



川脇選手いわく

「最後に抜かれたから総合12位じゃなくて13位やなぁ!」


だって!


つづく