去年、チームトライアングルとしてアジアンラリーに参戦した平賀選手と伊藤選手。
AXCR2011 チームトライアングル 伊藤選手 平賀選手 佐々木選手
今年はプライベーターとしてアジアンラリーに参戦します!
その2人にインタビューしてきました!
仁科「平賀選手は2年目のラリーですね。去年のラリーはどうでしたか?」。
平賀「とにかく未知との遭遇でした。
覚えることが一杯だったから、自分の頭で考えてああしようとか、
こうしたらいいんじゃないかっていう発想は出来なかったよね。
教えてもらったことをこなしているだけだった。
楽しいのかツライのかも分らないところにいて、
毎日が新しい発見がずーっとあって。
あ、終わった。これがゴールなんだ、って帰ってきた」。
AXCR2011
仁科「そして、今年は伊藤選手と2人でTEAM NAIRANで参戦ですね。
去年参戦して、今年も出たかった?」。
平賀「うん。出たかった。
運転する、しないは別にして、参加していたい、あの場にいたい、って強く思った。
去年があまりにも楽しすぎたからね。
ま、今年はいろんなことがあってもいいようにしていますけど」。
仁科「いろんなことってどんなこと?」。
平賀「迷う、壊れる、帰ってこられない、とかかな。
そんなことが、あったとしてもいいような準備をしようと思っていますが
いかんせん車がタイにあるので、何の準備も仕様がない。
だから、心の準備ぐらいしかやること無い」。
仁科「やることは、心の準備(笑)」
平賀「あとは、去年のコマ図をぺらぺらとめくってはみたものの、何の参考にもならず(笑)」。
AXCR2011
伊藤「去年のコースは楽すぎたよ。なんの過酷さも無かった。SSもそうだし。
カンボジアいってからもそうだった。山岳も無かったしね。
迷って帰れない、この川を渡らないと先にいけない、とかもなかったしね」。
AXCR2010
仁科「伊藤選手は2005、2009、2011年も参加していますね。その時はどうだったんですか?」。
AXCR2009
伊藤「2005年のときは、この坂を上らなきゃ帰れないってのがあったからね。
自分達の車だけじゃなく、その坂を上がれない他のラリーカーも引っ張りあげたり。
それくらい過酷なレースが良いよね。
でも、そのコースの近くに住んでいる人もいるから、
晴れて乾いた路面だったら2駆でも問題なく走れるような道なんだろうけどね。
そこを四駆のレースで走るってのが、面白かったね」。
仁科「では、今年のラリーもそんな場面も期待していますか?」
伊藤「そーゆーのが欲しいって訳じゃないけど、僕らはラリー屋じゃないから。
僕らはクロカンだ何だってやってこの場に来ているから。
差が出るのは、差が詰められるのはそこしかないんだよ。
だから、そんな場面があったほうが、自分達の存在価値がでるし、実力を発揮できるからね」。
AXCR2011
仁科「伊藤選手は、タイでラリーカーを買うという、思い切ったことをしましが、そこらへんは?」
伊藤「そうかな?。日本でポルシェを買った時ほど、思い切ってはいないかな」。
仁科「今年のラリーカーは?」
伊藤「もう2ヶ月乗ってないから分らないって!そりゃー、バッテリーも上がってるさ!」。
*伊藤選手のラリーカーはタイにあります。
ときどきタイに行って車の整備(修理?)をして、
コツコツと仕上げています。(参考ブログはコチラ)
仁科「目標は?」
平賀「僕らのチームは目標が一切無いから(笑)。
クラス優勝しようかとか、日本人トップになろうかとか考えてもいない。
でも自分の中で何かひとつ目標を持っていこうかとは思ってる。
完走はもちろんだけど・・・。
まぁ、ノーペナルティ完走したいのと、
スペシャルアワード賞をトライアングルチームから奪い取ることかな!」
(*チームトライアングルは、毎年「他の車をよくひっぱったで賞」的な
スペシャルアワードを受賞するのが恒例となっています)
AXCR2010 チームトライアングル スペシャルアワード賞受賞!
AXCR2011 チームトライアングル スペシャルアワード賞受賞!
仁科「今年のラリーは楽しみですか?」
平賀「楽しみですね~!去年の経験を経て、ラリーが何たるかもわかって行くからね。
あの時こうしようとか、こうなったらこうしよう、って自分で考えて動けるから、そこが楽しみです!
AXCR2011
平賀「ただ、去年とまったく同じってわけに行かないのは分ってる。
車のレベルも上がっているし、求められてるレベルも高くなってるから。
だから今年は去年味わえなかったことを味わえたらいいなって思ってるし、
去年以上にやりがいはあるかな。
AXCR2011
それから、今年はアジアンラリー初参戦の新しいメンバーが、
たくさん来るみたいだし、それも楽しみ!
ジムカーナの全国チャンピオンの川脇選手とか、
GTドライバーの井入選手とかね!
そんな人たちといろいろ絡めたらいいな。
彼らはオンロードの人だけどプロだから、当然、僕らとはセンスも桁違いだし
ラリー3日目、4日目にはどんな走りになるのかって想像すると楽しみだよね。
上から目線じゃなくてね(笑)
僕たちが彼らから得られるものは大きいと思うな」。
思うところあっての平賀選手の2年目のラリー!タイで車を買って参加する伊藤選手の4度目のラリー!
楽しみですね!
アジアンラリーって不思議なもので、1度出ると次も出たくなってしまうんですよね。
かくゆうワタシもその一人です(^_^;)