Leg5、最終日。カンボジアでの2日目のステージです。
ホテルの駐車場でスタートを待つ、ガレージモンチの竹野選手とサポートの中村君!
同じくスタートを待つラリーカー。
カンボジアの気候はタイと変わらず日差しも強いのですが、
タイよりも風が心地よい気がします!
舗装面が少ないからでしょうか?
ま、舗装されてない分、ホコリっぽかったりもしますけどね。
カンボジアにはカンボジアのコンビニ。
トライアングルマート。ゴールデントライアングルにちなんでいるのでしょうか?
アンコールワット周辺は各国からの観光客も多いので、
ゲストハウスやホテル、コンビニ、ビアバーなども充実しています!
今日のSSは72km。
今まで走ってきた距離を考えれば、あっという間です。
このオーバービューマップの真ん中の四角いのがアンコール遺跡群。
その遺跡群の大外を時計回りに走ります。
この地図、何か見覚えがある。。。
AXCR2012 最終日オーバービューマップ
地図で見比べてみると、去年の最終日のコースの逆周りで、一部重複している様子!
去年、話を聞いただけで想像することしか出来なかったコースを見ることが出来るのです!!
今日のスタートはOverallの成績順とのこと。
カンボジアルールなのか、最終日ルールなのか、アジアンラリールールなのか、はたまた国際ルールなのかは謎。
なので、前日のリザルトからスタート順をメモしたのですが、(写真上部)
それをバッテンして、書き直してあります(写真下)
昨日の川脇選手のSS順位は8位!
総合15位から総合11位になった我が#19。
11番目スタートです!
私たちの前の10位のチームとは30分程度の差があるから、
今の状況では10位のチームに何かアクシデントが無い限り抜く事はできないだろうけど
私たちの後にいる12位の#16とはわずか30秒程度の差しかありません。
ちょっとしたミスコースで、逆転されることだって十分考えられます。
#16は、ダカールドライバーの寺田選手。
このリザルトの前で順位の話をしていたら、その寺田選手たちがやってきました。
仁科「寺田選手と私たちのチームって差があまり無いですね。でも、ごめんなさい。抜かれたくないし、抜かれないようにがんばりますから!」
寺田選手「いやいや、僕たちが狙っているのはクラス優勝だし。おたがいゴールまで頑張りましょう!」
と、さわやかな笑顔に白い歯を輝かせながら答えてくれました!
しかし、こうなるとナビの責任重大です。油断は出来ません。
「最終日」という気持ちよりも、とにかくココでミスの無いようにと気を引き締め、
トラブルの無いことを願い、スタートに臨みました。
ホテルから15kmほど走って、SSスタート地点へ。
この道は、見覚えがあります!
去年のゴール地点があった(ハズの)道です。
腕を組んでいるのは、総合1位の
#13 HOT BITS THAILAND BY KEEN
Nuttapon ANGRITTHANON選手、通称ジョブ君です!
総合2位の九州男児森川選手とのタイム差は4分30秒です!
スタート地点にはカンボジアの観光協会の偉い人???とにかくそんな人が来ていましたよ~!
間もなくスタート。
私は昨日までと同じように、道案内をすればいいだけ。
スタート順にクルマを並べて待っていると、
つぎつぎとラリーカーがスタートしていき、エンジン音が遠くなっていくのが聞こえます。
私たちの前のバンディットがスタートすると視界が開け、コースが続いているのが見えました。
最後のSS。これからあの道を走る。
気持ちを落ち着けてスタートです!!
とりあえず7km道なりだし!!
相変わらず穴ばっかりのステージですが!
PCストップは35.70km地点。
競技中ラリーカーに遭遇することはまれで、走っているときは影すら見ず孤独な気持ちになりますが
同じ地図を同じように読んで、同じように走って来たラリーカーがいるのを見かけて、うれしくなります。
タイムコントロールのオフィシャルにチェックを受けてリスタートを待ちます。
サードシートの川脇選手、あともうちょっとの辛抱です!!
PCストップの先の41.40kmのコマ図はコレ!
橋と凸のコラボのコマ図、実際はこんな地形です↓↓↓
競技を見学に来ている地元の人たち。
木があれば登って見たくなるのは、子供の性!
しかし、よくこんなところまで登ったなぁ~。
そこにバイクでやってきたのは物売りのおばちゃん!
人が集まっているところに、どこからとも無くやってきます。
そして、おやつタイム!
そこへ、PCストップでチェックを受けたラリーカーがやってきました!
#13 HOT BITS THAILAND BY KEEN
Nuttapon ANGRITTHANON
Kittisak KLINCHAN選手!
ジョブ君、逃げ切れるでしょうか!?
その2分後に来たのは
#2九州男児
KINYA MORIKAWA&Masahiko UCHIDA 選手
2分差ということはタイム差は縮まってはいないようです!
#12
Chamnan ON-SRI&Cholanat PHOPIPAT選手!
前を走る九州男児とは4分差!
2分の差をつけられてしまいました!!
#1 ABTEC SITTHIPHOL GROUP ISUZU BRIDGESTONE
Vorapot BUNCHUAYLUEAP&rakorb CHAOTHALE選手!
前の車から2分遅れて#1!
#3 takuma-gp
Takuma AOKI&Kastsuhiko SHIINE&Ittipon SIMARAKS選手
#5を抜いてきました!
しかし前のチームとの差は14分!
トップとの差は20分!やはりトップチームはそんなに速いのか!!
スタート順から考えて、10分引き離されていることに!
takuma-gpに4分遅れて
#5 MAXXIS N MOTORSPORT ISUZU
Wichai WATTANAWISUTH&Thayapat MEENIL選手
アジアンラリーの仙人!
#14 MAXXIS N MOTORSPORT ISUZU
Sarun YOOSOOK&Ekachai PANPHIAN選手!
#7 WICHAWAT CHOTIRAVEE
Wichawat CHOTIRAVEE&Thanachok SANSAWAT選手!
#22 チームナイランを抜いてきました!
しかし、その件については伊藤選手の想定内。
昨日のインタビューで
「明日はD-MAX1台には抜かされると思うけど、前に走ってもらって勉強したい。今は前車の抜かし方をもっと勉強したいと思っているんです」 (公式サイトより)
と話していました!
そのチームナイラン!
#22 TEAM NAIRAN
Yoshiro ITO&Takeshi HIRAKA選手!
ナイランチームを追いかけているのは我がチーム!!
#19 Two & four asian rally team
Hiroyuki IIRI/Kazuteru KAWAWAKI / Minako NISHINA
ナイランチームとは2分差です!
ここまで順調な走り!!
井入選手、穴ぼこだらけの道の走りも安定していてウマイ!
私たちのチームから2分遅れて
#16 SHOW AIKAWA WORLD RALLY TEAM2号車!
TERADAMasahiro &Tetsuro CHIHARADA選手!
2分遅れってことはタイム差は変わっていないってこと!
30秒のアドバンテージしかない私たちのチームにとっては脅威です!!
次に来たのは我がチームリーダ
#15 Two & four asian rally team
AOKITakatsugu AOKI&Roslyn SHEN 選手
4台も抜かしてきました!単純計算でも8分縮めたことになります!
かっ飛ばしー!
#18 Michihiro ASAI&Koji WAKUTA選手!
そして大きく順位を落としてしまった
#11 Bandit PANTHITA&Anuraks Tosri選手!
クルマの調子が悪いのでしょうか?
#23 Garage-monchi world rally team
Satoshi TAKENO&Naoyuki YANAGAWA選手!
ジムニーはカンボジアの人たちにも人気です!
#17 TEAM INNO
Shoji KATSUMATA&Masayuki FUKANO選手!
#8 SHOW AIKAWA WORLD RALLY TEAM
AIKAWA Show&Sadatoshi ANDO 選手
もちろん、ここでも地元の方々はフリーダム!
去年のカンボジアステージを走った選手に
「マリオカートのようだった」と言わせたコースです!
#6 MAXXIS N MOTORSPORT ISUZU
Sanjay TAKLE&Musa SHERIF 選手
#9 TEAM TRYANGLE☆LRB1号車!
Kotaro THURUYAMA&Yasuhisa AONO選手!
トライアングル号が続きます!
#10 TEAM TRYANGLE☆LRB2号車!
YOSHINOYukio&Kentaro KUMAI選手!
そして、すこし遅れて
#21 Garage-monchi world rally team!
Fumikatsu NISHIMURA/Massahiro MITIHATA/Eri IHARA選手も中間チェックにやってきました!
ゴールまであと31km!!